港と田んぼに挟まれた、種子島のタイ料理カフェ|WorldCafe

種子島でわざわざタイ料理?と思うかもですが、ウマイんですココ。

実はここのマスター、30年前のインドに累計3年、タイに累計3年、さらに2000年台の中米~南米を中心に約40カ国を渡り歩いた筋金入りのバックパッカー。

そんな風来坊が、種子島に夫婦で根付いて始めたのが、島の西海岸、住吉の港にある白壁の建物「WorldCafe」。

そんなカフェです。

元農協の建物をリノベーション

建物が昔、農協&消防団が使っていたもので、1階の入り口が車庫のようになっているのは、ここに消防車が停まっていたから。

メニューボードがおしゃれ。

僕が立ち寄った日には偶然「あした島を出るんですよ」っていうお客さんが来てまして、南米の歩き方についてマスターと熱く語ってました。

世界の料理を食べてきたマスターが作る料理

メニューには、主にタイ系が並んでいます。僕が行った日はコレ。

下段の聞きなれないメニューが、タイでは普通の家庭食らしいのです。

3年間の滞在経験で身についているメニューの数々

この「ペッパッムー」という料理は、マスターがタイにいる3年の間にめっちゃ食べていたメニューらしく、先日テレビでタイが出ている時にちらっと見かけて「ああ、そういえばアレ旨かったよなぁ・・・作るか!」とメニューに入れた一品。

これが、まぁウマイわけです。唐辛子入りの酢をかけて食べるんですが、いっきにガッついちゃう旨さ。その後に、ガツーンとくる辛味。慌ててトッピングの目玉焼きを割って、黄身で中和しながらモグモグ。

この新メニューにやみつきの種子島人が多いらしく、種子島宇宙センターの職員がわざわざ食べに立ち寄ったり、役所関係の人が昼食食べに来たりと、ファンが多いようです。

こちらはグリーンカレー。作るとき、マスターに「辛いの大丈夫?」と聞かれて、その時の応答で辛さが決まるような完全手作り。ハーブがそのまんま入っています。

食後にどうしてもコーヒーが飲みたくて頼んだエスプレッソ。

手動レバーのマシンで淹れる、トゲのないマイルドなエスプレッソなので、苦手な人も飲みやすいと思います。種子島でエスプレッソだけでも珍しいのに、なんとダブルが選べる!

僕、これダブルをおかわりしちゃったくらい大好きです。

漁港と田んぼに挟まれたロケーション

窓から見えるのは馬毛島と住吉漁港。トントントン・・・とエンジン音を鳴らしながら帰ってくる漁船を見ながら一服っていうのも、優雅でよろしい感じです。2Fなので風がソヨソヨ気持ちいい。

建物の後ろ側は田んぼ。稲刈りシーズンはきっと黄金色。

種子島移住の大先輩が繰り広げる軽妙トーク

マスターのトークがまた独特で面白いのですよね。なんでしょう。Cafeなのにバーのマスターみたいな感じ(笑)料理はもちろんなのですが、マスターのキャラクターまで含めてこのお店の魅力だと思います。

王政時代のネパールの話とか、バブル時代のタイとか、危険地帯だと言われてた時代のコロンビアとか、爆笑ネタが盛りだくさん。

移住がらみの話も聞ける

マスター自身も、もともとは東北の人で、そこから世界を旅して根付いたのが、なぜか種子島という人。マスターが移住した経緯も教えてくれましたが、それはまた別の機会に。

島に来る度に「元気にやってるかな」と立ち寄りたくなる場所

旅人がフラっと立ち寄って、コーヒー飲みながら旅の話でもりあがったり、常連さんがきて、今日あった事をわいわい話して盛り上がる。そんなお店です。

港から中種子市街地方面に向かうなら、西海岸を走って立ち寄る価値があります。

 icon-cutlery WorldCafe

住吉漁港のほとり。58号線から、住吉港方面の脇道に入ったら海沿いにある白と緑のハイカラな建物ですぐわかります。

<場所はこのへん:ストリートビュー対象外のため多少場所ズレあり>

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