船で種子島に向かう場合、高速船(ジェットフォイル)かフェリーを使います。気を付けるべきことと、それぞれの特徴をまとめました。
空港からの移動はバスで1時間10分
もっとも大事なのがこれです。鹿児島空港と鹿児島港は場所が全然違います。この移動時間を加味して計画しましょう。
鹿児島空港をでたら、すぐ目の前に鹿児島市街行きのバスが並んでいます。どのバスが何処行きかがわかりにくいので、聞いたほうが早いです。近くに居るバス会社職員(だいたいバスの横にいる)に「種子島に行きたいんですけど、鹿児島港の南埠頭にいくバスはどれですか?」と聞いて乗り込みましょう。あとは南埠頭につくまで1時間10分ほど休憩です。
高速船(ジェットフォイル)は飛行機みたい
高速船は、以下の写真のように船体を浮かせて航行する特殊な船です。船底が海面より高いのが分かるでしょうか?
このおかげで高速航行中は船特有の「波揺れ」をほとんど感じさせません。進路を変える際に船体をぐいっと傾けてターンするのもあり、航行中の乗り心地はむしろ飛行機に近いです(ターンすると水平線が斜めになるので、面白い)。船なのに船じゃない乗り心地の不思議な乗り物です。
航行中は着席してシートベルト
飛行機に近いと書いたとおり、全席予約型で、航行中はシートベルト着用です。
それもそのはず、なんとこのジェットフォイル、船なのに時速80kmも出ます。フェリーだと12ノット(時速20kmくらい)とかだと思うので、めちゃめちゃ早いわけです。
ですので、甲板に出てゆっくりと海を見ながら旅をするなんてことはできないのです。時速80kmで走る車の天井に立つみたいなものです。飛ばされてしまいます。
高速船は直前予約ができない
2014年9月時点で、出発まで3日を切るとWEB予約ができません。出発の4日前までにWEB予約をする必要があります。いまの時代にこれは不便ですね・・・。急に思いついて島に行く場合は、繁忙期だと満席の可能性があるので、必ず電話などで確認しましょう。
フェリーは3時間半のゆっくり旅
フェリーは1日2本しか出港しないため、乗り逃したらアウトです。事前に出航時間を確認しましょう。また、当然ながら波が高い時は相当揺れます。管理人は高校生の時に、食べたうどんを海に返しました(笑)。
ただ、波がおだやかな日は、フェリー「わかさ」の甲板に出たりして、のんびり海風のなかで旅をすることができます。
時々イルカやトビウオが
のんびり海を眺めていると、フェリーの横をイルカが跳ねたり、トビウオがバタバタバタっと飛んで行くことがあります。こういうのは離島フェリーならではの楽しみですね。
車が運べる
唯一の車両運搬手段なので、車で行く場合はフェリー一択です。フェリー「はいびすかす」は島への物資輸送を兼ねているので、貨物用コンテナなどがたくさん積まれています(管理人も昔、バイトで積み込みしてました)。
まとめ
早さと快適さの高速船と、ゆっくり旅路を味わうフェリー。それぞれに良い所があるので、旅の目的に沿った手段を選びましょう。
高速船(ジェットフォイル)の予約やフェリーの時刻などはこちらの記事で