安納芋を使った食品を片っ端から食べてレポートするこのコーナー、今回はみなさんおなじみカルビーの「おさつスナック」をお届けします。
何十年も前から生き残っているお菓子にも、ついに安納芋の波がやってきているのです!
産地だけでなく生産者まで公開
パッケージの裏側に西田農産の安納芋と明記されています。「種子島産」と書かれている商品は時々見るようになりましたが、生産者まで書いてあるお菓子は珍しいです。
西田農産は西之表の会社のようで、ホームページにもなんだか懐かしい芋畑の写真が!この会社の成り立ちとして「従業員の雇用確保のために始めた」と書いてあったりしますので、設立にも何かドラマがありそうです。
これはそのうちお話聞きに行きたい会社ですね!
味は「おさつスナックの超香ばしいバージョン」
おさつスナックは生芋スライス系の食べ物ではなく、粉状に加工した芋から成型するタイプのお菓子です。
種子島産安納芋のおさつスナックには「安納芋を50%使用」という表記なので、いつものおさつスナックの原料と、安納芋をまぜて焼き上げたという感じですね。
とりあえず食べてみました。
おさつスナック自体、十年以上食べていなかったので、懐かしい味わい!特徴は「香ばしさ」です。甘さよりも「あふれた蜜のコゲ」を思い起こさせる深めの香り。
練り物なので均一な甘みですが、わずかな塩味によって甘みを引き立ててあります。
食べた瞬間「うまっ!!!」となるわけではなく、しかし思わずあと引く手が出てしまう所がロングセラーのスナックなんだなーと感じさせます。
気になって調べてみたら、なんと今年で35周年!お菓子界の大御所ですね。
実は2015年にもあった
このプレスリリースによると、2015年にも発売されていたようで、その時は33%の安納芋使用だったようです。
今年は安納芋の比率が50%にパワーアップして、しかも調理法が「蒸し芋」から「炭火焼き」に変更されています。どうやらこれが香ばしさの理由みたいですね。
去年のは食べておりませんが、安納芋は「焼き」によって圧倒的に甘くなるので、今年のものとは違う味わいだったのではないかと思います。
2017年3月までの秋冬限定
発売計画によると、2016年3月までで終了するようですので、お店で見かけたら是非お試し下さい。
他にも安納芋加工食品は紹介しておりまして・・・個人的には、
- 芋のナチュラルさを味わいたいなら、ローソンの安納芋チップス
- 焼き芋のねっとり甘さを味わいたいなら、ローソンの安納芋もなか
が超おすすめです。