波濤を越えて、今は静かな赤尾木の城|榕城中学校(閉校)

「波濤を越えて」といわれると、ふっと中学時代の思い出が蘇る人も多いのではないでしょうか。

西之表市の中心として最も大きな中学校だった榕城中学校は閉校し、いまはその役目を種子島中学校(元:種子島高校)に譲っています。

裏門の銅像は健在で、いまも西之表港を見渡しています。

中学校自体が街中よりちょっとはずれにあったので、通称「町」に住んでいるひとは、だいたいこの階段を通って裏門から通学していましたね。

左にみえる赤っぽいのが「鉄砲館」で、階段の先が銅像。階段の途中で右に曲がると武道館の横に出るというルート。

正門は自転車通学の人が多かったと思います。

榕城の校舎はちょっと面白くて、2組と3組の間で校舎が割れてて(たぶん増築したから)つないであるんですよね。

校庭は雨が降るとぬかるみになるどろっどろで、昼休みに裸足でサッカーをする人たちが集まっていました。

あの足型がついた状態で天気が晴れちゃうと、校庭がボコボコのまま固まってひどいコンディションだったなぁ。

そんな喧騒も今は昔。静かな中庭に今も「波濤を越えて」が掲げられています。

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※写真掲載にあたり西之表市・中種子町・南種子町の許可を得ています