種子島に、とてもマニアックなアクセサリー屋さんがあることをご存知でしょうか。
アジア各地のアンティークビーズでアクセサリーが作れるお店「シャンティ」です。
西之表の西海岸、住吉の集落から離れた海岸道路にポツンと建っている建物がそれ。
地元民なら、海沿いのこの建物を見た事がありますよね。
住吉のワールドカフェさんの紹介で寄ってみたお店ですが、ここが思っていたよりすごかった!
シャンティのココがすごい
- 趣味が高じた価値あるアンティークビーズのラインナップ
- 予算に合わせたオーダーメイド
- 純銀パーツに手編みの紐など、こだわりの品質
1.趣味が高じた価値あるアンティークビーズのラインナップ
オーナーの迫田さんは、もともと趣味でアンティークビーズのコレクターをされていたそうです。
何がすごいってその「審美眼」。ビーズを一目みただけで「それドコドコのコレコレだね」と即わかるのはもちろん、洋書のアンティーク紹介本に載っているようなマニアックなビーズまで揃っています。
「それはミャンマーの200年くらい前のやつ」
「それはインドあたりで400年くらい前に作っていたやつ」
「これ紐に見えるでしょ。でもよく見たら実は細いビーズなんだよ」
「昔の人にとって目のモチーフは魔除けの意味がある」
「なぜ足にアンクレットをつけるようになったのかというとね・・・」
などここでは書ききれないような話がいっぱい聞けたので、ぜひ直接お店に行ってみて、迫田さんと話してみてください。
僕は「このビーズが数百年も魔除けとして人々の願いを受け止めてきたのか」という、人類の歴史に対する感動が得られました。人類すごい!
2.予算に合わせたオーダーメイド
店内に完成品のアクセサリーがたくさん並んでいますが、シャンティに来たら「自分用アクセサリー」を作るのがオススメです。
実際、店内にある完成品を買うよりも自分用の一品をつくるお客さんの方が多いそうです。
・まず予算を決める
「予算5000円でネックレスが欲しい」という感じで予算と欲しいものを決めます。
すると予算内で収まるビーズとパーツを見繕ってくれます。
アンティークビーズのお店なので数百円や千円だと厳しいですが、数千円あれば素敵な品が作れます。
つまり、大人向けの「お気に入りの一品」を作るのに向いているお店なのです。
・デザインの相談
次はデザインの相談です。
「この赤いビーズと青い玉だったら、青の方かなー」
「留め具はシンプルなのがいいから、こっちで」
「紐の途中にアクセントいれたいな」
「ちょっと石が多すぎてゴツいから1個だけ減らしたいな」
など、細かいところまで相談しながら決めていきます。
全体的なバランスはオーナーが調整してくれるので、そこから自分のイメージを伝えて補正していく感じで進みます。
店内の完成品を持ってきて「これに近いけど、もっと派手な感じ」とかのイメージ合わせに使うのもありです。
・微調整
完成したら、試着して微調整します。
手足に巻いてみたら、ビーズの位置がおもったより内側だったから位置をずらしたいとか、今つけているアクセサリーとのバランスでパーツ変更したいとか、気になる点を修正しましょう。
ブレスレットは時計との相性がありますし、アンクレットも足首の太さに対するバランスとか、自分のこだわりがありますよね。
お気にいりのバランスになるように調整しましょう。
・アフターケア
シャンティさんのアクセサリーはオーナーご自身がサーファーなのもあり、かなり頑丈なつくりになっています。
万が一壊れてしまった場合は、壊れた時に散らばったパーツを集めておけば持ち込みでも郵送でも修理ができます。
一度作ったら一生モノというのが嬉しいですね。
3.純銀パーツに手編みの紐など、こだわりの品質
そのこだわりは紐にまでおよんでいます。
なんと蜜蝋をつかって自分で編んでいるのです。
いろいろ試した結果、これがいちばん強度が出るんだそうです。
さっそくアンクレットとブレスレットを作ってみました
アンティークビーズのアンクレットと、オパールのブレスレットを作りました。
このオパールは光にかざすとオレンジにフワーッと光ります。
オーダーして、目の前で組まれていく自分のアクセサリーを見ながらビーズの歴史の話を聞くのが最高に楽しい。
種子島でこんなお店に出会うとは思いませんでした。
通信販売やオーダーもホームページから受け付けているようです。
アンティークビーズショップSHANTI
〒891-3104
鹿児島県西之表市住吉7844-1
0997-23-8183
西之表北部西海岸にあります。
種子島・西之表港より、国道58号線を南下(20分)。
海側(東シナ海)にある赤い屋根が目印。
道路沿いですが、店の前に駐車エリアがあるので安心です。
http://www2.synapse.ne.jp/shanti/